意思表示。

マスヲ。

2009年06月19日 05:54

臓器移植法改正案が衆院を通過しました。

脳死はヒトの死か?
ううむ、なかなか難しい問題ではあると思うんですけど。

ま、結論から言えば、ワタシは「ヒトの死」である、と思ってます。

あ。アナタこういう話、ダメなヒト?


この、「脳死はヒトの死」っていう法案が衆院を通過したってことは、結構重大なことだと思っていて。
もちろん、参院での審議も待たれますし、両院協議会の開催決裂や、不意の衆院解散で廃案とか
まだまだ成立は不透明なんですけどねー。
世の中の方向性として、ヒトツの結論は出された感じがしているんですよ。

ワタシ、トラックの運転手をしているんですけどね。
毎日、当たり前に生きて帰れるとは思っていません。いやホント
無論、そう簡単に死体で帰る気もないんですけどね(^^;;;;

もし、不慮の事故で(プロの運転中は不慮とは言わんか)死んで脳死状態になったとき。
ワタシの臓器提供できるなら、何でも全部持って行って欲しいと思っています。
でもまだドナーカードは持っていなかったんですよ。なんとなく作成が面倒そうで。
でも脳死がヒトの死である、と定義された場合、ドナーカードを持っていないと
臓器移植の確認は家族に委ねられちゃったりすることになるのではないかと。
そんな重大な決断を、悲しむ遺族に強要させちゃうんじゃないのかよ、と。

いや、遺言とか書いておけばいいのではないかとは思いますけどね。
なかなかホラ、それはホントに面倒そうじゃないかよ。
ドナーカードなら、それよりかはお手軽にできるのではないのかよと思ったんです。
ま、本人に提供の意思(遺志)があっても、家族(遺族)の同意がなければ移植は不可能なんだけどさ。

臓器提供するのかしないのか、本人の気持ちを死後に伝えるのは、
残された家族にとっても、必要な伝言なのではないかと思ったりするのですよ。

社団法人 日本臓器移植ネットワークの登録ページ。
ここはなんだか生意気にさ、リンク張るのにメールでお問い合わせ下さい、だってさ。
悠長なこといってやがるぜ。知ってもらいたいんならリンクフリーにしやがれってんだ。

ま、いいや。
この臓器提供の意思表示カードってのは、「提供しない自由」をしっかり表示できるのがいい。

死んだ後だって自分の体なのですから、死後の体をどう使われるかも自由であるはず。
たとえ自分の遺族が臓器提供に前向きでも、故人本人は提供したくない場合だって少なくなかろう。
本人のポリシーだったり、宗教上の理由だったり、そりゃいろいろご都合もあるんだろうしね。

でも。でもよ。
世間には、その臓器提供を待っている人がたくさんいるんだ。
現代の医学じゃどうにも作り出せないその臓器があれば、元気になれるかもしれない人が待ってるんだ。
仮にアナタが、臓器提供で世の中の役に立つなら・・・まぁイイカナなんて思っていたとしても
不慮の急死の場合に、その提供の意思を証明できなければ、その想いも無意味となってしまう。

提供する事だけが正義で、提供しないことが悪とか、そういうことをいうつもりは毛頭ない。
生前のその明確な意思を死後にも伝えるなら、意思表示カードを携帯するのがベストなのではないか、と思うわけ。

現行法で15歳以下の臓器提供が禁止されていたのは、民法の遺言能力の問題があったかららしいじゃない?
つまり、15歳くらいじゃ、死後にこうして欲しいという意思は法的に無意味だということなのか。
でも、この法案がそのまま仮に法律になったとしたら、子供の臓器提供権(そんな名前になるか?)は親権者のものなの?
本人の意思はどうなるの?まぁ、本人のドナーカードがあったところで
家族(分かりやすくいえば遺族)の同意がなければ現行法でも移植は不可能なんだけどさぁ。





ウチはさ、次男坊に障害があることもあって、日ごろから周囲の皆様にお世話になりっぱなしです。
そりゃぁもう日々有形無形のご迷惑かけっぱなしなんだと思うんですよ、えぇ。
次男のことを知ってくれている人、なんだコイツって思うヒト、さりげなく手助けしてくれるヒト・・・
親の目の届く範囲ならお礼も謝罪もできるんだけど、学齢期になってからはなかなかそういうわけにも、ね。

だからワタシとしては、微力ながら世の中に恩返しがしたい。生涯かけて。
その、いろいろと考えている恩返し企画の一つが、ドナーカードの所持だったりするんですよ。




ま、そんなことをとりとめもなく思ったりしたんだよね昨日あたりは。
あ~ごめんすまん。いつもながらに分かりづらい文章ですな。




あ、そうそう。セブンイレブンでは100円おにぎりセールらしいですが。
そんな陰に隠れて(?)15日から各店に意思表示カードが再設置されたようですぜ。
セブンでおにぎり買ったなら、興味があったらちょっと見てやってくれませんかね。
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