純正HIDのバーナー交換をし、その記録を販売元さんに送りつけたら喜ばれたという話は
記事にしました。
で、その仕返しとして今回、「35Wシングルキットの中からお好きなものを一つプレゼント」というお話をいただいたんですが
そのメールのやりとりで
「そのうち、妻のライフ用にH4 Hi/Loキットを購入しようと思います」
とさりげなく書いておいたところ
「では今回は特別に」
ということで、ちょっとお高いHi/Loキットを頂けることになりました。
そんなつもりで書いたんじゃないんだけれどなぁ(棒読み
H4のHi/Lo切り替えキットって、こんなやつ。
REMIX(レミックス) HIDキットH4
しかも。
車種によって電圧が不安定になるケースもあるので、
差額無しで選択できるものですが、電源リレーキットにしていただけた、とのこと。
過剰サービスにもほどがあるよなぁ(棒読み
これはしっかりレポートしなければなりませんよね(´Д`ι)
とはいえ、提灯記事にするつもりは毛頭ないので、正視眼で行きますよ。
被験車はJB7ライフ(H15年)。
近年の軽自動車はエンジンルームもパツパツなので、ヘッドライトASSYは外さねばならなくて
そのためには必然的にバンパーも外さねばならなくてね。
必然的にこの状態が求められます。
いやしかし、無塗装のフロントメンバーが修復歴を物語っていますな。
展示車時代に追突玉突きの被害に遭ったから、このクルマは我が家に水揚げされたんですけどね。
バンパーを外すとなると、なかなかないチャンスなのでついでにH3フォグ球も交換しておこうかなと
もともとお安い製品だけど、リ店でさらにお安いのをゲットしておいたのさ。
しかし。 H3規格ってイマイチ面倒なんだよねぇ
今後はコネクタ接続のH11とかHB3とか4とかに、きっと集約されていくんだろうねー
6000KのHIDに近づくように、5100Kフォグというのは相性はどうでしょうね。
電球色バルブでも白っぽく見える青灯体レンズと相まって、うまくいってくれないかなー
この時点ではまだ期待してるだけなんですけどね。
さて。 それでは本題。
あらかじめ、キット付属のH4変換用アダプターをバルブの代わりにセット。
ゴムシールを噛ませて、HIDバーナーが収まれば準備は完了。
なのだけど。
純正のゴムキャップは、やっぱりこの部分をカットしないと駄目でした。
なかなかポン付けというわけにはいきませんな(´・ω・)
このカットは取説には書いてないけれど、
ひと昔前にHIDキットを組んだ時の経験でピンときて。
マニュアル準拠の精神と見た目の現場判断の技術。
これを良いバランスで両立させないとね。
てことで。
H15年式ホンダライフ(JB7)ボンネット内の配線レイアウトを。 参考になるかなぁ。
赤丸はコントローラー。 黄丸はバラストとイグナイター。
助手席側のほうがバッテリーがあるから狭くて厄介かと思ったら、意外や逆に運転席側が大変。
ベルト類があって、それらをちゃんと避けないといけないのと配線長に制限があるのがキツイです。
正面から覗きこむとこんなクリアランス。
その運転席側のバラスト/イグナイターは付属ステーを橋渡しに使って設置。
自由度が高いようでいて、全く縛られまくりですよ。
配線レイアウトが済んだら、お約束のバーナーのカラ焼きを5分程度。
この時点でフォグとの色がかなり近いようでニヤニヤしますな。
HiとLoの切り替えを生むパッシングのスライド動作を確認。
10年以上前の某社製品はこんなにカチカチとは動いてくれなかったなぁ。
点灯確認まで済んだら全てを逆順で組み込み、作業完了。
H4のHiLoキットの弱点はパッシングが遅くなること。
Loビームで照射していてこのスライドのスピードならば、ハロゲンバルブの反応スピードと遜色ないと思います。
ただ、昼間、全くの無点灯状態からのパッシング連発は厳しいですね。
一発のみ、レバーを長めに引いた単発のパッシングなら、実用できるかと思います。
灯体に組んで見た目比較。
安いH4バルブだとリフレクタに青が映りこんじゃうけど、それがなくなったのがすごくうれしい \(^o^)/
点灯比較。 撮り方も下手で恐縮ですが(´Д`ι)
光源のパワーの違いが如実に表れてます。
前出のフォグとも相性よさそうで。 よかたよかた
ロービーム。
社外ハロゲンのほうだって結構白めな製品なんだけどな(;´Д`) 色味の違いは決定的。
照射範囲は変らないのにパワーが違うから、真っ暗な田んぼがこんなに見えます。
ハイビーム。
照らす対象が無くて分かりにくいな。 ワタシとしたことが il|li (´ω`) il|li
妻曰く。
「信号待ちとかで、前の車体の照り返しが眩しいよ」
なんと贅沢なクレームよ。 それより先に言うことがあるだろっ ヽ(゚Д゚)ノ
いやぁ もうすぐ11万kmの軽自動車に組むシステムじゃないかな?
でも、これだけお安くなったのなら、ちょっと高級なハロゲンバルブを入れるのと変わらないんじゃないかと。
ハイビームインジケータが不点灯になる車種もあるようですが、ウチのJB7は問題なしですた。 よかたよかた。
あとは耐久性かな。 それに、バーナーが切れたらどこから交換するんだろ?
スライド機構ごと交換せざるを得ないんだろうな・・・ まぁ これは予想だけど。
てことで、たとえば新車購入時にメーカーオプションを選ぶとか、
このキット導入を前提にH4ハロゲン仕様で安くあげる、みたいなことは・・・ 現実的じゃぁないのかも。
やっぱり純正のほうが、なんだかんだと信頼性も上だと思いますね。
その辺は価値観、だろうけど。 ううむ。
純正ハロゲンのヘッドライトじゃ、ちょっと暗いんだよなぁ… とお嘆きの方は試してみるのをオススメします。
最後に。
実は、この販売元さん。 一年保証を謳っておられますが、
例のステップワゴン用に購入したバーナーは初期不良品でした。
導入して数週間で時々不点灯になる症状が出ました。
保証してくれるならと、返送準備も万端済ませてメールをしたら。
「申し訳ございません。その症状ならば不良品です。同じ品物をお送りします。返送は不要です。
予備として1セットペアでお送りしますのでお使いください(要旨)」 だそうで。
未明にメールをした翌日には、その代わりの品が到着していました。 実に鮮やかです。
現在は、その代替品を快適に使えています。 不具合はありません。
不具合が出た当初、やっぱり安物なんて駄目なのかなとガッカリしたものです。
品物が悪いと、自然と販売店も悪そうに感じられるものですが、この対応で評価が逆転しました。
「失敗が成功の母なら、増長は成功の娘」 と言ったのは西尾維新氏ですが、
失敗した時こそ、印象深く評価を逆転させるチャンスともいえるものだと思います。
今回の鮮やかなフォローがあることで、安心してヒトに勧められる品、そしてお店だなと思ったものです。
ピンチに対する応対が良かった店って、頼りになるなという記憶がいつまでも残るものですよね。 うんうん
今回取り付けたのは【リレー有】タイプ。
無しタイプだとどうなるのかはわかりません。
H26.1/30まで ポイント大放出 (σ゚∀゚)σ 合計14倍!
実はこの14倍に押され、おひとつポチっとやっちまいましたヨ (ノ∀`;)