カーテンが壁かどうかについての議論は、
また別の機会を設けましょう。 来世あたりに。
秋のレジャーシーズン。
車中泊もブームですし、お手軽旅をやってみようという方も多いのではないかと思いますけれど。
車中泊にかけては一家言ありますよ。
なんてったってコチトラ仕事ですからねぇ。
車内で快適に過ごすことにかけては、黙っていられないのです。
最近でこそ、ベッド付きのクルマに乗務する機会も減ったけれど、一昔まえはアチコチよく走ったものです。
なかでも走行中はベッドへの仕切りカーテンを閉めて走る派だったワタシ。
エアコンで空調を効かせる空間は小さいほうが効率もいいしね。
それはステップワゴンに乗り始めたころから、もう何年も感じていたこと。
とくに通勤で使うようになってからなんてもう、ほんと。
無駄に空気を運んでる・・・ とは言いえて妙ですしね(´Д`ι)
一人で乗ってる時なんて、セカンドシートから後ろの空間の空調は不要なのです。
カーテンで仕切ってしまえば、燃費効率もグンと上がるのです。
と、いうわけで。
クルマのカーテンはプリーツ形状の純正がやはり美しかろうという持論のもと。
ちょっと頑張って純正部品を入手しましたよ。 1列目と2列目を仕切るカーテン、
「セパレートカーテン」を設置してみよう。
もちろん、取り付けはDIY。 自分でやります ウフフ
メインのカーテンレールをどこに取り付けるか、という問題。 実はこれはしっかり指定されています(後述)
ただ、それは二列目以降の空間を最大限に活用しようというセッティングでのレール位置で、
そのまま取り付けると、運転中のシート位置と干渉しまくります。 見栄え的にね、あまり美しくないんですよね。
というわけで、実際にカーテンを吊るして何度もシミュレーションし、運転中も美しく吊るせる位置を探し出しまして
この辺がいいかな?
部品キットにはご丁寧に穴あけの為の型紙が付いてます。
指示通りに作業すれば、だれでも同じ仕上がりになるよう、よく考えられています。
したがいまして、ワタシは従いませんが (´・ω・)
この図のように、センタールームライトから635mmの部位に中心穴を開けよ、との指示。
これをワタシは520mmの位置に変えました。 100mm以上も後ろにズラしたというわけ。
3mmのドリルで下穴を開け、6mmで本穴を開けて。取り付けフックを埋め込むためのアンカーを挿入
穴を開けるといっても車体フレームに穿孔するわけではなく、内装のライニングに穴をあけるだけ。
キレイにやる自信があるなら、カッターでもいいんです。 過不足なく丸く抜けるならばね。
レールの取り付けフックを固定します。
ドリルじゃなくても、普通のドライバーでできます
てな感じで7か所にフックを取り付けて
パチパチと嵌めこんでレールの設置完了
レールの位置を100mm以上も後退させたので、カーテン側に最低限の加工を余儀なくされます
加工といっても、カーテンに縫いつけられたランナーの位置を、ひと山だけ内側に移設するだけ。
手縫いでボタンつけの要領です。 意外と地味です(´・ω・)
さて。 Bピラーに6mmの穴を開けまして、ボタンをパチンと埋め込みます
片側で3か所。 両側で6か所です。
純正の取り付け位置は、またもキッチリとミリ単位で指定されています。 逆に迷うことはありません。
ワタシの場合は取り付け位置の根底からしてズレているので、カーテン現物を吊り下げての現物合わせですけど^^;
さぁ 完成ですヽ(゚∀゚)ノ うぇ─ぃ♪
純正部品ではグレーも選べますが、なんとなくシート色と合わせてブラックにしてみました。
陰鬱な捜査車両の雰囲気を醸し出すことに成功しています。
あ、ちなみに、カーテンの裏表を逆に取り付けていますよ。 これは。 つまり左右を入れ替えております。
普通の指定は2列目側が「表」になるように取り付けますが、今回は1列目側が「表」になるようにしているのです。
横から見るとこんな状態。
左右の両端はさておき、中心部分はまっすぐに吊られているのが
お分かりになりますか。
説明書どおりに取り付けると、これより100mm以上前に設置するので
走行中に閉めて運用しようとすると
あまり美しくはないというわけ、ですな。
逆にいえば、車両購入時に取り付けられたレールも、移設可能だということです。
付属のアンカーは見たことないくらい小さかったけれど、
トグラーTAより小さいやつって市販されてるのかな?
そもそもTAなんてサイズ、ウチの耐震施工では使わないからみたことないのかな(´・ω・)
このアンカーって部品単位で買えるのかなぁ?こんどディーラーで訊いてみよっと。
嗚呼 また、ひときわ変な客になってしまうなorz
カーテンを閉めて2列目に座ると、確保された被疑者気分も味わえて非常にお得です。
車中泊でもこんなカンジ。 遮光性能も充分だと思いますね。
チョイ安!
聞きかじった話ですけれど、現行R80ノア/ヴォクシーって、このセンター仕切りのカーテンの作りがヒドイんだって?
レールが異様に短くて、全然使えない状態なんだとか聞きましたよ。
天下のトヨタさん、そりゃぁないよねー(´・ω・)
セパレートカーテン、なかなかいいですよ。
真夏でこそ試していませんが、外気温が30度近くにも上昇すると、車内の温度もそれなりになりますよね。
屋外駐車してあったクルマに乗り込んでエアコンを全開にしても、冷えるまでなかなか時間が掛かったりします。
空間がこれだけちいさくなれば、冷房効果は覿面。
実際、そんな状況の時。 1列目は冷えてきたなー なんて時にカーテンの向こうに手を差し入れてみたら!
えええええええ(ll゚Д゚ノ)ノ
ってのけ反るほどに暑かったのが印象的でありましたよ。
ってことで、寒くなってからは暖房でも期待しています。
さて。
妙な位置にレールを設置したこともあり、カーテンをたたんだ時の状態もなんとかしなければなりませんよね。
そこで、いろいろ考えまして。 100均のメタルラック用のフックを入手。
端を切断し、両面テープを貼りまして。 Bピラーにタッセルフックを設置しましょうという試み。
カーテンに縫いつけられているタッセルをそのまま使って、
キレイにたたみましょうということです。
ちなみに、この100均フックですが、
このくらい切断しないとBピラー内装の裏側に干渉してしまいます。
車体側になるべく加工をしないで済ませるのもオトナかな、と。
ワタシもすっかり保守的になったものですよ オホホ
車中泊用のカーテンは、社外品もたくさんありますね。
もちろん、普通の家庭用カーテンを使う方も多いですよね。
でもね、家庭用はやめといたほうがいいですよ。 車に使うには。
カーテン自体じゃなくて、
レールのほうにその理由があります。
室内用のカーテンレールはスムーズな動きを重視するため、稼動部分にローラーが入っています。
車内では走行振動がそれをカチャカチャと鳴らしてしまうんです。 結構キツイっすよ。
あと、温度対策。 金属製のレールは高温になったときに触ったらヤケドします。
車内用品としてのカーテン製品群は、その辺はしっかり考えられていますから。
多少のナイスプライスは目をつぶってあげましょう、ということですねー
実は、窓用の目隠しも、カーテンにするか吸盤型にするか、思案中です。
いまのところは、↓の左側の吸盤型に、心は傾いていますけどねー