2011年11月02日
多めに回っております。【動画】
新たに導入したSPDペダル、どうも回転が渋いんですよね。
グリスアップってやつ、やったら変わるんだろうなー
でも、ペダルの分解ってヤバそうだよ・・・
分解工具は安いみたいだけれどね
ま、とりあえず買ってみますか。
買ってみるって言ったって、なかなか売ってる店がないらしく。
ワタシが懇意の某ショップでも取り寄せ対応でした。 ネット販売とかなら送料掛かるけど入手できるよね。
仕方ないから店頭で取り寄せてもらい、支払は・・・ 91円!! 安っ!!
その場で払って帰ってきました ルルルン♪
で、到着したブツが冒頭の一葉。 212円也。 あれー?
TL-PD40 シマノ ペダル用ロックブッシュ戻し工具

店員さんはその原価表を見間違えてしまったのでしょう… ご愁傷様でした
しかし、そのマチガイをワタシに打ち明けた上、
自分が間違っちゃったんで、その値段でイイです!(`・ω・´)
って言い切った彼にプロ根性を見ましたね。
今回は額が小さいとはいえ、原価表を見間違えるってのは
店を預かる立場としては、あるまじき行為ですからねー
ともあれ。
グリスアップに絶対必要な特殊工具も入手できました。 テフロングリスも買ってきたし。
じゃ 早速作業を・・・ とも思うのだけれど。
買ったばかりのモノをバラバラに分解しちゃうのはワタシの性癖とはいえ、
チャリ整備ってなんだか繊細なトコが多くてさ、まだちょっと怖いんだよね 正直。
何か練習できないものか と思い巡らすと。
ありますやんか。 献体たるべき存在がー (σ゚∀゚)σ

SPD−SLペダル PD−R540 9/16 STD
取外されてとりあえずお蔵入りとなるこのペダルさん、軸の構造が同じだということなので
やり方手順のオベンキョに付き合ってもらうことにしました。
ということで今回は SPD-SLペダルのグリスアップを勉強しよう 〜PD-R540編〜 です。
使った道具を並べてみました。
特殊な工具はペダルレンチと冒頭のブッシュ戻しくらいでしょう。
ペダルをどうこうするならペダルレンチは先ず必須だしね。 洗浄剤とグリス各種は後述します。
レンチのサイズは10mmと7mmが要りました。 2本同時に使うので兼用できません。
7mmは探すのが面倒だったのでモンキーで代用。 六角レンチ(アーレンキー)は6mm。
パーツ洗い用にステンレスザルとバット。 キャンプ調理用だったのを転用です。もちろん100均モノ。
先ずはペダル軸を抜きます。ブッシュ戻しを噛ませ、ウォータポンププライヤーで掴んで。
工具側じゃなくて、ペダルのほうを手で回すのが吉かな。
ペダル左右で回転方向が決まってます。 ブッシュ戻しに刻印されてるので従います。
3回転ほどでググっと固い感触があるけど、構わずに回しきります。
抜けましたー ペダル本体が外れたら、特殊工具の出番は終わり。
軸の先端は7mmと10mmのダブルナットで締めてありますね。
ベアリングの押さえ加減をコレで調節してあるんだそうで。 慎重に外します。
軸の中心を6mmアーレンキーで押さえ、先端ナットを7mmレンチで外しに掛かります。
てか・・・ 超固いんですけど!!!
固いボルトを弛めるのは、いろいろ方法があるけれど。
そこは引越屋、イベント展示屋、偽大工の悲しさ・・・
インパクトドリルでブリブリっとイッちゃうもんね~ (σ゚∀゚)σ
6mm の 六角レンチ の 6角軸ビット なんて冗談みたいなモノを持ってるワタシは何者なんでしょうね?
チャリ整備にインパクトを使う駄目ブロガーとして、今後も世界を席巻したいと思っちょります ( ´艸`)
7mmと10mmのダブルナットを外すと、ベアリングの中心部が見えました。 グリスが真っ黒ー(´ω`;)
ナットがお互いの位置を留めあっていることで、ベアリングの玉当たりを決めていることがわかりました。
最少の部品構成単位で最大の効果を得ようとするところに機能美があるんですな。
グリスまみれになるけれど、勉強の為に順番に並べておきます。 フムフム
このあとしばらく、軸の樹脂カラーを外していないことに気づかなかったけれど、最終的には気づいてますからご心配なく。

パーツは全部、チェーン用に買っておいた洗浄液で洗います。


この場合、灯油でもいいんだろうけれどね。
買ったばかりだから、使ってみたかったのだよー
次からは灯油にしますわ。 灯油のニオイが駄目なヒトはコチラをドゾ
撮らなかったけど、使い終わった歯ブラシでガシガシやるとラクです。
油分がキッチリ取られて、気持ちイイ感じです。
グリスアップ自体は、コチラを使いました。
グリスっていっても、いろいろあるんだね。
レビューを見てみると耐久性はよくないみたいだけど、
こまめにバラしてやりたいので、あえてコイツです。
注油にはプリンターの詰め替えインクキットに付いていた注射器を。
100均にもこういうの、あるよね。

パッケージ写真が古いの?
さぁ この辺からボチボチと写真が減ります。 手がベトベトだからさ。
この辺で件の樹脂カラーが外れることに気づくんだけどね (´ω`;) 気づいてよかったよー
よいチャリダーのみんなは、グリスアップは分解図を見なきゃダメだゾ
バラしたモノは逆順に組み上げていくだけ。 軸にはデュラグリスを薄く塗りました。
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この玉当たりを探るのが大変でしたー
軸は6mmアーレンキーで押さえて、末端の7mmナットを締める・・・ といいのかな?
最終的な加減は、ペダルを完全に組み上げないとわからないのが面倒でね。
何回かやり直しては締め直しです il|li (´ω`) il|li
結局のところ、玉当たりの調整はダブルナットを同時に調整しないとよろしくないのだと ようやく気づきました。
軸だけの状態でベストでも、本体に組み付けると微妙に ホント微妙にガタが残っていたり。
ガタが残っているっていうか、しばらく回すと7mmナットが弛んじゃうからなんじゃないかと思うんだけど。
真相は闇の中、いやペダルの中です (ノ∀`;)
そんなこんなで片方所要に1時間以上かかっちゃった(´ω`;)
時間があって気分がゆったりしているときに、じっくり納得いくまで取り組みたい作業ですね。
グリスアップ後の様子は動画でアップしてみました。 11秒だけど。

このブログの一貫したポリシーである「全て携帯でしか撮らない」というシバリにお付き合いいただき、恐縮です。
クランクがどの位置にあっても、すぐに初期角度をキープしてもらうには、このくらい軽く回ってもらわねば困るのです。
止まる寸前のプランプラン感が欲しかったのだよねー
新しいペダルのための献体としての作業だったはずなのだけど、なんだか楽しくなっちゃったーヽ(´∀`)ノ
たまにはコッチのペダルでも走ってみようかな。
オマケ。
作業撮影班 メイキング風景 平日昼間から ガレージの上の変なおじさんです(´ω`;)
携帯動画なんてほとんど撮ったことないし、ましてやブログ用に撮るなんて初めてだし。
撮影器材設営も頑張りました。
この白布を外すと・・・
こんな感じですわ。 ペダルとクランクを乗車位置から見下ろすアングルを再現したくってねえ。
しかし 自転車に取り付けて撮れば、こんなことしなくてもよかろうに。
いやあ 実は 昨日から ビーストモードに形態変化ちう なもので (ノ∀\*)キャ
躯体は今週中にも完成するでしょうかー ウフフ
帰ってきたら、新ペダルのほうでもいちどグリスアップ作業の本番です。 バーテープも巻かなきゃぁね。
いやあ 忙しい忙しい (´Д`ι)
Posted by マスヲ。 at 18:11│Comments(0)
│メンテ関連。